違います。
生物学的にはシロアリは等翅目(シロアリ目)に属し、ゴキブリに近い昆虫です。
一方、アリは膜翅目に属しハチの仲間です。
シロアリとアリはそれぞれ特徴があるので、こちらで簡単に見分けられます。
シロアリ目は現在までに世界中で2,886種が知られています。熱帯・亜熱帯に多く、温帯に生息するものは少数で日本国内には22種が生息しています。
ヤマトシロアリは北海道北部を除いて日本全土に、イエシロアリは神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域に生息しています。
阪神間ではヤマトシロアリはほぼ全域、イエシロアリは堺市沿岸、芦屋市沿岸、神戸市須磨区、垂水区の沿岸部において生息が認められます。またアメリカカンザイシロアリは当神戸東営業所管内ではごく限られた地域(西宮市臨海線以南の武庫川沿い地域)でのみ生息を確認しています。
羽アリにもシロアリとクロアリの羽アリがあります。
まずその飛びだした時期、羽アリの形を見て、シロアリのものなのかクロアリやその他の羽虫のものなのか確かめる必要があります。シロアリであっても羽アリは色が白くないので、シロアリではないと思われるようですが、職能の違いにより、体形、体色は異なります。
巣(コロニー)がある程度以上に成長したとき(最初に営巣してから3~4年)に巣別れのために飛び出すものを羽アリ(有翅虫)といいます。
ヤマトシロアリの場合、4月の中旬から5月にかけての雨上がりの温暖多湿な日の午前中に数回に分かれて数千から数万匹の羽アリが群飛(スウォーム)します。
当神戸東営業所管内では例年4月の14~20日ごろに尼崎市内で最初の群飛が見られ、その後、西宮、芦屋、伊丹、宝塚、川西、猪名川と順次北上し、6月の上旬までにその年の群飛はおわります。
一般によくある誤解は、群飛が一年のうち一時期に限られるため、羽アリが飛びだした後はもうしシロアリがいなくなってしまったと思うことです。しかし実際には元のコロニーは残っているので、駆除をしない限り被害はどんどん進んでいきます。
研究者の飼育によって確認されているシロアリ各個体の寿命は職蟻と兵蟻は2年、大きな巣(コロニー)では5年以上と報告されています。
また、巣(コロニー)本体の寿命はミゾカシラシロアリ科で数10年と推定されています。
好んで食害するのは、ほとんどすべての木材、生立木、樹木、ダンボール、書籍類など植物質起源のものですが、動物の死骸、皮革類、繊維類、またはプラスチック、発泡スチロール、グラスウールなどの断熱材、ゴム、れんが、コンクリートさらには比較的柔らかい鉛などの金属にも加害することがあります。数年前には東海道新幹線のケーブルがシロアリの被害を受け大きな問題になったことがあります。
樹種を問わず食害しますが、マツ、スギは特に被害を受けやすいようです。またヒノキについても対腐朽性においては優れていますが、シロアリにはやはり食害されます。シロアリの被害を比較的受けにくい樹種としてはイヌマキ、センダン、チーク、青森ヒバなどが知られています。
シロアリが家に侵入し、加害を始めていたとしても、木の内部にいるシロアリに住人がすぐに気付くことは容易ではありません。その間に被害が拡大すると、場合によっては家屋を倒壊させることもあります。
シロアリ一匹の大きさはとても小さいですが、彼らは集団で行動し、多い場合では100万匹に達することもあるのです。
鉄筋コンクリート造、軽量・重量鉄骨造、ALC造であっても住宅であれば木材が必ず使われていますのでその部分に被害を受けることがあります。
最近のケースでは豊中市内の築8年のRC造(鉄筋コンクリート造)マンション1階で、壁裏の結露の水分を拠り所として幅木、桟木、壁合板、断熱材が食害されていました。
これなどは非常に珍しいケースですが、このようにシロアリ被害は建築構造に関係なく条件さえ(食物・温度・水分)そろえばそのような住宅でも加害します。
また、土間コンクリートの倉庫などでも土間にクラックがあればそこから侵入して内部の木製パレットやダンボール等に加害することもあります。
シロアリは雑食性かつ加害力の強い虫ですので、木柱、杭木などの木材のほか、樹木や農作物、プラスチック類、繊維類、皮革類をも加害します。
その他蟻道を構築する際に、コンクリート、レンガ、プラスチック類、発泡スチロール、鉛等にも穴をあけることがあります。
木造住宅においては建物のすべての箇所で被害がつく可能性があります。
しかし、なかでも特に多く見られるのは、浴室、トイレ、流し等水廻りの土台、柱、枠、敷居、玄関や勝手口の枠、框(かまち)、下駄箱です。
雨漏り、水漏れがあると小屋組みの梁や垂木、野地板にも被害がつきます。
また、建物以外ではポーチの柱や植裁の木杭、枝折戸等にもよく被害が見られます。
イエシロアリやアメリカカンザイシロアリでは雨漏り、水漏れがなくて乾燥している部材や2階部分の木材、屋根裏、天井裏に被害を及ぼすこともあります。
シロアリがいるかいないかは、つぎの手がかりで簡単に調べられます。
シロアリは、必ず土や排泄物を使って「蟻道」という特殊な通路・トンネルを作り、これを通って外に姿を見せず建物へ侵入してくることが多くあります。建物の基礎や束石、土台などに蟻道があれば、シロアリが通ったということです。
シロアリは風や光を嫌い、適当な湿度を好みます。これを保つために、木材の割れ目や継ぎ目に排出物や土砂(蟻土)を詰めたり、盛り上げたりします。
シロアリは木材の表面の硬い晩材は食べず、内部の軟らかいところを好んで食べるので、シロアリ被害の進んだ木材はハンマーでたたくと空洞音がしたり、ドライバーでほじくると簡単に穴があきます。
被害の進んだ建物では水回り(浴室・洗面・台所)の柱が腐ったり、廊下や床張りがブカブカしたり、ふすまや雨戸などの立てつけが悪くなったりします。
羽アリの飛来は、近くにシロアリの巣があること、毎年この羽アリによる巣造りの危険にさらされていることを意味します。
異常を感じたらまず専門家に依頼したほうがよいでしょう。特に床下については非常に危険であり、経験を積んだ信頼のおけるシロアリ防除業者にお任せいただいたほうが無難です。
経験を積んだ当社社員が床下を拝見し、ポイントを入念に調査点検することによりシロアリ被害の有無は、ほぼ正確に判断することが可能です。ただし、被害が認められない場合でも既設住宅の場合は目視、打診の不可能な箇所(在来工法の浴室の外壁側、土盛りされたトイレの外側の土台等)がありますので、シロアリが生息していないということの判定ではありません。
また、床下を見ることによって、その他の不快・衛生害虫の生息状況、浴室の土台の腐朽、給排水などの漏水、地盤の不同沈下や基礎のクラック、床組みの異常、カビの発生など建物の維持管理にとって重要な情報を得ることができます。
被害を発見した場合はできるだけ早急な駆除が望ましいでしょう。
ヤマトシロアリは気温6℃以上で活動を始め、活動好適温度は12℃~30℃ですので、夏を中心に春から秋にかけてはそれだけ被害の進行も早くなります。
また、昨今の高気密住宅では冬期においても室内気温が下がらず、休眠しないシロアリを見ることも多くなりました。
予防工事については、いつ行っても効力には全く変わりはありません。
ヤマトシロアリの場合、羽アリの群飛を発見した時点で、お住まいは少なくとも3年以上シロアリによる加害を受けていたわけですから、相応の被害があります。床組みの被害の場合、部材の交換をしないと危険な場合もあります。
また玄関枠、浴室の入口の被害などもシロアリの被害のほかに腐朽が進んでいる場合が多く、体裁の面から部材の交換が必要になる場合もあります。
しかし、建物を建て替えなければならないほどの被害は長年にわたってシロアリ被害を放置しない限り稀です。
イエシロアリの場合は被害の進行が早く、また激烈なため、被害を発見したら可能な限り早急に駆除をしないと、建物に深刻な被害を及ぼします。
飛び出た羽アリがたどりついたところに条件が整っていればそこに定着します。
すなわち、通気が悪く、適度な湿気があり、餌となる木材があれば、シロアリにとっては快適な環境なので、ほとんどの木造住宅の床下がこれらの条件に当てはまるのです。
シロアリからお住まいを守るには上記のような環境を排除することが肝心です。
床下間仕切り基礎の検討による換気口、通気口の新設、機械換気による強制換気をおこなう、調湿剤の敷設や防湿層の設置などがシロアリをお住まいに寄せ付けないためにはとても有効です。
当社社員が施工する限り危険はまずありません。
当社の使用するシロアリ防除薬剤は、全て公的な機関で審査された認定薬剤です。
一般住宅の防除で使用する薬剤は、使用時には全て普通物(毒・劇物ではない)です。
当社社員はすべて研修を受け、駆除技術、薬剤についても熟知した者ばかりです。
また、事前の調査において、化学物質過敏症、シックハウス症候群、アレルギー体質、妊婦、乳幼児、病人、さらにはペットの飼育状況や、井戸の有無など細心の注意を持って充分にチェックします。
弊社では従来からの化学薬剤を使用した在来工法のほかに100パーセント天然物由来の薬剤による防除、またシロアリの生息・被害が明らかな場合にのみ、きわめて微量の薬剤で駆除するベイト工法等お客様のご要望にお応えできるよう種々の薬剤、工法を用意しています。
シロアリ駆除をした建物に居たシロアリが逃げて他の場所へ移るということはヤマトシロアリの場合はありません。
コロニー(巣)ごと引越しをするということはできないのです。
地区内で、ほとんどの家が過去にシロアリ防除工事をしたことがあるような場合、どうしても防除工事を済ませていない建物だけに、シロアリ被害が発生しますので、シロアリが移って行ったように見えることがあるかもしれません。
しかし、前に述べたようにシロアリは羽アリの群飛によって他所へ移っていきます。
ただ、イエシロアリの場合は一度に巣ごと完全に駆除をしないと別の場所で再発することがあります。しかもその巣は敷地内にあるとは限りません。
シロアリ防除と、ゴキブリの防除は、薬剤・処理方法・処理の場所・範囲とも全く異なります。
薬剤、工法ではゴキブリは減ることはありますが居なくなるという事はありません。シロアリと違ってゴキブリの生息場所は床下だけにはとどまりません。室内の食器棚やコンロの下などにもその生息場所はあります。
せっかく部材を新しいものに交換しても、またシロアリの被害に合う可能性がありますので、基本的にはシロアリ駆除を最初に行います。駆除→解体→交換の順番です。場合によっては解体と駆除が同時ということもあります。
当社では坪単価¥7,500~、m2単価¥2,270~です。被害状況によって変わる場合があります。
ご安心ください。アレルギーやアトピー、妊婦の方に影響はありません。また、イヌ、ネコ、その他の小動物にも影響はありません。在来工法の場合、使用する薬剤は、節足動物、なかでもとくに昆虫類には強く作用しますが、その他の生物には安全です。当社社員が、ペットを飼っておられる状況を拝見し、場合によっては移動や換気口の養生をします。
また小鳥、熱帯魚などのかご・水槽は移動、養生します。コイを飼っておられる池などもシートで養生をします。
庭の木材等にシロアリが生息している場合、環境へのダメージを考慮して、原則として薬剤は使用しません。杭などの場合は撤去、処分します。
シロアリ防除の薬剤は露出した箇所にはほとんど散布しません。建物の基礎の内側の床下、壁体内部への注入、木材、被害材内部への圧力注入といった処理が大半です。何をシロアリ被害から守るのかを考え、建物の外基礎という水際でシロアリを食い止めるのがシロアリ防除の考え方です。
家に侵入しているシロアリだけを駆除し、土中などにある巣をそのままにしておくと、再侵入の危険性は高いため、根本的解決にはなりません。
巣を根絶しても、別の巣や餌場からの侵入は無いと言い切れません。定期管理によりシロアリの活動を常に監視し、新たな被害を未然に防ぐことが家を守るひとつの手段といえます。
家の耐久性、寿命を増すことで、より長く住むことができます。また、新築の住宅を建てる際にも、あらかじめシロアリの防除をしておくことで、安心の住環境をつくることができます。
乾燥した床下では木がびくともしていないのに、湿気の高い床下では触ると崩れるほどの被害を受けていることがあります。マイホームを長持ちさせるためには、床下を乾燥させることが極めて重要です。床下の構造材には、建物の全重量を支える大変重要な役目があるという認識を持ちましょう。
建材等の木材に被害を与える害虫として、カミキリムシ、ナガシンクイムシ類、シバンムシ類、ヒラタキクイムシ類などがあります。そのため、まずは調査して確認する必要があります。
違います。
生物学的にはシロアリは等翅目(シロアリ目)に属し、ゴキブリに近い昆虫です。
一方、アリは膜翅目に属しハチの仲間です。
シロアリとアリはそれぞれ特徴があるので、こちらで簡単に見分けられます。
シロアリ目は現在までに世界中で2,886種が知られています。熱帯・亜熱帯に多く、温帯に生息するものは少数で日本国内には22種が生息しています。
ヤマトシロアリは北海道北部を除いて日本全土に、イエシロアリは神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域に生息しています。
阪神間ではヤマトシロアリはほぼ全域、イエシロアリは堺市沿岸、芦屋市沿岸、神戸市須磨区、垂水区の沿岸部において生息が認められます。またアメリカカンザイシロアリは当神戸東営業所管内ではごく限られた地域(西宮市臨海線以南の武庫川沿い地域)でのみ生息を確認しています。
羽アリにもシロアリとクロアリの羽アリがあります。
まずその飛びだした時期、羽アリの形を見て、シロアリのものなのかクロアリやその他の羽虫のものなのか確かめる必要があります。シロアリであっても羽アリは色が白くないので、シロアリではないと思われるようですが、職能の違いにより、体形、体色は異なります。
巣(コロニー)がある程度以上に成長したとき(最初に営巣してから3~4年)に巣別れのために飛び出すものを羽アリ(有翅虫)といいます。
ヤマトシロアリの場合、4月の中旬から5月にかけての雨上がりの温暖多湿な日の午前中に数回に分かれて数千から数万匹の羽アリが群飛(スウォーム)します。
当神戸東営業所管内では例年4月の14~20日ごろに尼崎市内で最初の群飛が見られ、その後、西宮、芦屋、伊丹、宝塚、川西、猪名川と順次北上し、6月の上旬までにその年の群飛はおわります。
一般によくある誤解は、群飛が一年のうち一時期に限られるため、羽アリが飛びだした後はもうしシロアリがいなくなってしまったと思うことです。しかし実際には元のコロニーは残っているので、駆除をしない限り被害はどんどん進んでいきます。
研究者の飼育によって確認されているシロアリ各個体の寿命は職蟻と兵蟻は2年、大きな巣(コロニー)では5年以上と報告されています。
また、巣(コロニー)本体の寿命はミゾカシラシロアリ科で数10年と推定されています。
好んで食害するのは、ほとんどすべての木材、生立木、樹木、ダンボール、書籍類など植物質起源のものですが、動物の死骸、皮革類、繊維類、またはプラスチック、発泡スチロール、グラスウールなどの断熱材、ゴム、れんが、コンクリートさらには比較的柔らかい鉛などの金属にも加害することがあります。数年前には東海道新幹線のケーブルがシロアリの被害を受け大きな問題になったことがあります。
樹種を問わず食害しますが、マツ、スギは特に被害を受けやすいようです。またヒノキについても対腐朽性においては優れていますが、シロアリにはやはり食害されます。シロアリの被害を比較的受けにくい樹種としてはイヌマキ、センダン、チーク、青森ヒバなどが知られています。
シロアリが家に侵入し、加害を始めていたとしても、木の内部にいるシロアリに住人がすぐに気付くことは容易ではありません。その間に被害が拡大すると、場合によっては家屋を倒壊させることもあります。
シロアリ一匹の大きさはとても小さいですが、彼らは集団で行動し、多い場合では100万匹に達することもあるのです。
鉄筋コンクリート造、軽量・重量鉄骨造、ALC造であっても住宅であれば木材が必ず使われていますのでその部分に被害を受けることがあります。
最近のケースでは豊中市内の築8年のRC造(鉄筋コンクリート造)マンション1階で、壁裏の結露の水分を拠り所として幅木、桟木、壁合板、断熱材が食害されていました。
これなどは非常に珍しいケースですが、このようにシロアリ被害は建築構造に関係なく条件さえ(食物・温度・水分)そろえばそのような住宅でも加害します。
また、土間コンクリートの倉庫などでも土間にクラックがあればそこから侵入して内部の木製パレットやダンボール等に加害することもあります。
シロアリは雑食性かつ加害力の強い虫ですので、木柱、杭木などの木材のほか、樹木や農作物、プラスチック類、繊維類、皮革類をも加害します。
その他蟻道を構築する際に、コンクリート、レンガ、プラスチック類、発泡スチロール、鉛等にも穴をあけることがあります。
木造住宅においては建物のすべての箇所で被害がつく可能性があります。
しかし、なかでも特に多く見られるのは、浴室、トイレ、流し等水廻りの土台、柱、枠、敷居、玄関や勝手口の枠、框(かまち)、下駄箱です。
雨漏り、水漏れがあると小屋組みの梁や垂木、野地板にも被害がつきます。
また、建物以外ではポーチの柱や植裁の木杭、枝折戸等にもよく被害が見られます。
イエシロアリやアメリカカンザイシロアリでは雨漏り、水漏れがなくて乾燥している部材や2階部分の木材、屋根裏、天井裏に被害を及ぼすこともあります。
シロアリがいるかいないかは、つぎの手がかりで簡単に調べられます。
シロアリは、必ず土や排泄物を使って「蟻道」という特殊な通路・トンネルを作り、これを通って外に姿を見せず建物へ侵入してくることが多くあります。建物の基礎や束石、土台などに蟻道があれば、シロアリが通ったということです。
シロアリは風や光を嫌い、適当な湿度を好みます。これを保つために、木材の割れ目や継ぎ目に排出物や土砂(蟻土)を詰めたり、盛り上げたりします。
シロアリは木材の表面の硬い晩材は食べず、内部の軟らかいところを好んで食べるので、シロアリ被害の進んだ木材はハンマーでたたくと空洞音がしたり、ドライバーでほじくると簡単に穴があきます。
被害の進んだ建物では水回り(浴室・洗面・台所)の柱が腐ったり、廊下や床張りがブカブカしたり、ふすまや雨戸などの立てつけが悪くなったりします。
羽アリの飛来は、近くにシロアリの巣があること、毎年この羽アリによる巣造りの危険にさらされていることを意味します。
異常を感じたらまず専門家に依頼したほうがよいでしょう。特に床下については非常に危険であり、経験を積んだ信頼のおけるシロアリ防除業者にお任せいただいたほうが無難です。
経験を積んだ当社社員が床下を拝見し、ポイントを入念に調査点検することによりシロアリ被害の有無は、ほぼ正確に判断することが可能です。ただし、被害が認められない場合でも既設住宅の場合は目視、打診の不可能な箇所(在来工法の浴室の外壁側、土盛りされたトイレの外側の土台等)がありますので、シロアリが生息していないということの判定ではありません。
また、床下を見ることによって、その他の不快・衛生害虫の生息状況、浴室の土台の腐朽、給排水などの漏水、地盤の不同沈下や基礎のクラック、床組みの異常、カビの発生など建物の維持管理にとって重要な情報を得ることができます。
被害を発見した場合はできるだけ早急な駆除が望ましいでしょう。
ヤマトシロアリは気温6℃以上で活動を始め、活動好適温度は12℃~30℃ですので、夏を中心に春から秋にかけてはそれだけ被害の進行も早くなります。
また、昨今の高気密住宅では冬期においても室内気温が下がらず、休眠しないシロアリを見ることも多くなりました。
予防工事については、いつ行っても効力には全く変わりはありません。
ヤマトシロアリの場合、羽アリの群飛を発見した時点で、お住まいは少なくとも3年以上シロアリによる加害を受けていたわけですから、相応の被害があります。床組みの被害の場合、部材の交換をしないと危険な場合もあります。
また玄関枠、浴室の入口の被害などもシロアリの被害のほかに腐朽が進んでいる場合が多く、体裁の面から部材の交換が必要になる場合もあります。
しかし、建物を建て替えなければならないほどの被害は長年にわたってシロアリ被害を放置しない限り稀です。
イエシロアリの場合は被害の進行が早く、また激烈なため、被害を発見したら可能な限り早急に駆除をしないと、建物に深刻な被害を及ぼします。
飛び出た羽アリがたどりついたところに条件が整っていればそこに定着します。
すなわち、通気が悪く、適度な湿気があり、餌となる木材があれば、シロアリにとっては快適な環境なので、ほとんどの木造住宅の床下がこれらの条件に当てはまるのです。
シロアリからお住まいを守るには上記のような環境を排除することが肝心です。
床下間仕切り基礎の検討による換気口、通気口の新設、機械換気による強制換気をおこなう、調湿剤の敷設や防湿層の設置などがシロアリをお住まいに寄せ付けないためにはとても有効です。
当社社員が施工する限り危険はまずありません。
当社の使用するシロアリ防除薬剤は、全て公的な機関で審査された認定薬剤です。
一般住宅の防除で使用する薬剤は、使用時には全て普通物(毒・劇物ではない)です。
当社社員はすべて研修を受け、駆除技術、薬剤についても熟知した者ばかりです。
また、事前の調査において、化学物質過敏症、シックハウス症候群、アレルギー体質、妊婦、乳幼児、病人、さらにはペットの飼育状況や、井戸の有無など細心の注意を持って充分にチェックします。
弊社では従来からの化学薬剤を使用した在来工法のほかに100パーセント天然物由来の薬剤による防除、またシロアリの生息・被害が明らかな場合にのみ、きわめて微量の薬剤で駆除するベイト工法等お客様のご要望にお応えできるよう種々の薬剤、工法を用意しています。
シロアリ駆除をした建物に居たシロアリが逃げて他の場所へ移るということはヤマトシロアリの場合はありません。
コロニー(巣)ごと引越しをするということはできないのです。
地区内で、ほとんどの家が過去にシロアリ防除工事をしたことがあるような場合、どうしても防除工事を済ませていない建物だけに、シロアリ被害が発生しますので、シロアリが移って行ったように見えることがあるかもしれません。
しかし、前に述べたようにシロアリは羽アリの群飛によって他所へ移っていきます。
ただ、イエシロアリの場合は一度に巣ごと完全に駆除をしないと別の場所で再発することがあります。しかもその巣は敷地内にあるとは限りません。
シロアリ防除と、ゴキブリの防除は、薬剤・処理方法・処理の場所・範囲とも全く異なります。
薬剤、工法ではゴキブリは減ることはありますが居なくなるという事はありません。シロアリと違ってゴキブリの生息場所は床下だけにはとどまりません。室内の食器棚やコンロの下などにもその生息場所はあります。
せっかく部材を新しいものに交換しても、またシロアリの被害に合う可能性がありますので、基本的にはシロアリ駆除を最初に行います。駆除→解体→交換の順番です。場合によっては解体と駆除が同時ということもあります。
当社では坪単価¥7,500~、m2単価¥2,270~です。被害状況によって変わる場合があります。
ご安心ください。アレルギーやアトピー、妊婦の方に影響はありません。また、イヌ、ネコ、その他の小動物にも影響はありません。在来工法の場合、使用する薬剤は、節足動物、なかでもとくに昆虫類には強く作用しますが、その他の生物には安全です。当社社員が、ペットを飼っておられる状況を拝見し、場合によっては移動や換気口の養生をします。
また小鳥、熱帯魚などのかご・水槽は移動、養生します。コイを飼っておられる池などもシートで養生をします。
庭の木材等にシロアリが生息している場合、環境へのダメージを考慮して、原則として薬剤は使用しません。杭などの場合は撤去、処分します。
シロアリ防除の薬剤は露出した箇所にはほとんど散布しません。建物の基礎の内側の床下、壁体内部への注入、木材、被害材内部への圧力注入といった処理が大半です。何をシロアリ被害から守るのかを考え、建物の外基礎という水際でシロアリを食い止めるのがシロアリ防除の考え方です。
家に侵入しているシロアリだけを駆除し、土中などにある巣をそのままにしておくと、再侵入の危険性は高いため、根本的解決にはなりません。
巣を根絶しても、別の巣や餌場からの侵入は無いと言い切れません。定期管理によりシロアリの活動を常に監視し、新たな被害を未然に防ぐことが家を守るひとつの手段といえます。
家の耐久性、寿命を増すことで、より長く住むことができます。また、新築の住宅を建てる際にも、あらかじめシロアリの防除をしておくことで、安心の住環境をつくることができます。
乾燥した床下では木がびくともしていないのに、湿気の高い床下では触ると崩れるほどの被害を受けていることがあります。マイホームを長持ちさせるためには、床下を乾燥させることが極めて重要です。床下の構造材には、建物の全重量を支える大変重要な役目があるという認識を持ちましょう。
建材等の木材に被害を与える害虫として、カミキリムシ、ナガシンクイムシ類、シバンムシ類、ヒラタキクイムシ類などがあります。そのため、まずは調査して確認する必要があります。